コピーものでもリメークして歌っていれば十分でしたけども、共演した大阪のバンドがオリジナルを演奏しているのを聞いて「ああ、オリジナルは自分たちの顔なんだな」って。これからは、どんどんオリジナルを増やしていきたい。私が詩を書いて、CHIKAKOさんが作曲で、バンドのメンバーがアレンジをしますが、メンバーそれぞれの感情が混ざって一つの完成品になるまでには山あり谷あり。さわやかなカントリーになるはずの曲が演歌っぽくなったりで、お蔵入りになった曲もいっぱい。
日本人だから、どうしても「抑える美徳」が根っこにあるのを感じます。CHIKAKOさんに「もっともっと出して」と言われても、そこまで感情や動きが行かない時も。ステージを降りて家に帰ると、どっぷり日常が待っている。スポットライトを浴びて英語の歌を歌っていても、家では浪花節が流れていたりするわけです。心のチャンネルをいつも開け閉めできる状態にしておかないといけないなと思います。
ライブもずっとやっていきたいし、CDも増やしていきたい。でもね、どんどん仕事をするより、活動はランダムでも、自分たちが向上するような仕事の取り方をしたいですね。 |